2009年4月3日金曜日

チクソモールディング

前回、フラックスに付いて書きましたが、アルミの鋳造をチクソモールディングで出来たら、溶解作業が無くなるし、フラックス処理も無くなると思っていました。有る程度の熱作業から開放されるのと、工場内が非常にきれいになる。(離型剤の少量吹き、油性離型剤を使った場合)「なぜ?アルミだとチクソモールディングが出来ないの?」と問い合わせしたい。ある人は、「アルミだと鉄分を食って行くから」と言うが、今の時代!表面処理とか、鉄以外の材質を使い出来ない物か?アルミのホットチャンバーより現実味が有りそうな気がするけど。(個人的な意見)とにかく、チクソモールディングがアルミで出来たら、溶解作業から開放されるのが一番嬉しい。水蒸気爆発も無いし!(梅雨時、雨降り、湿気が多い時に一度は経験する物、ダイカスターとして)私は、一度水蒸気爆発で、死にそうになった時が有る為、チクソモールディングに溶解作業が無いのは、興味を引きます。私自身、チクソモールディングを見ただけで、鋳造を行った事が無い。きっと、一般的でないのは、普通鋳造と同じ位又は、それ以上大変な事が有るのだろう、コストもかかるのでしょう。

2009年4月2日木曜日

フラックス

体調が悪いと言う訳でも無く(元々持病が有る)病院に行って血液検査をしてもらったら「中性脂肪が多い」「γーGTPが高い」「尿酸値が高い」などと、またまた病人にされてしまった。暴飲暴食が悪いのか?私にとって、暴飲の方が多のだが!若い頃は、フラックス処理と言う作業をやらされていた。(やらされていた!!とは?何事か!としかられそうですが、若い頃はやらされでした。)真夏のフラックス作業は最高に暑い。サウナごときでは無い!作業服から下着までベショベショになり、フラックス作業が下手だと、テルミット反応などと言う事態が起き、それが消し終わった灰に移ると大変な事になる。実際に数回?数十回経験しました。テルミット反応を消すだけでも大汗なのに、消したはずの灰に移った場合は、火事場ごときの騒ぎでは無い。水をかけてもダメ!(経験された方は、水をかけるとどうなるか?知ってみえると思いますが)広い地面にテルミット反応をおこした灰を広げて消すか!そのまま放置するしか無い。「1千℃以上有るのではないか?」と思うほど、真っ赤っかで暑い。中性脂肪の話に戻りますが、あの頃そんな作業をしていたから健康だったのかな??自分なりの診断ですが。今のフラックス作業を見てますと、灰から残ったアルミを絞る事も無い、ただバケットに捨てるだけ、テルミット反応が起きても知らないふり(テルミット反応させると、スクラップの材料費がタダになる)反射炉の内壁を掃除しない。フラックスの反応を早くしたいが為、(多分フラックス作業時間を短くしたい為だと思う)溶解側の温度を必要以上に高くして、お化けの発生を促進し、溶解炉を変形させる。フラックス作業は、今話題の派遣社員か外国人労働者に任せ放しでチェックしない。ある人に聞いた話だが、「ダイカスト品質の基本は材料管理」だって!!!溶解炉メーカーは、溶解炉が設置されるたびに、貯金箱が設置された様な物で、現在早いところで1年半で内壁の張り替えを行うでしょう。メタボリック解消の為に、フラックス作業の再チェック、溶解炉の点検をして、汗を流してみてはどうですか?