2008年8月9日土曜日

ダイカストの理想?

ダイカストて難しい!辛い!と言う話しを聞きます。
ダイカスト現場の管理者に近くなるほどその言葉は大きくなります。
又、ダイカストておもしろい!鋳造て奥が深い!と言う人は、
技術系、もしくは現場の管理から遠い人、ダイカストで成功している会社経営者、管理者が
言いますが、80%は「難しい」「辛い」がほとんどです。
私も、現場で25年近くやって来ましたが、「おもしろい」と思った事が無い!
思っていた事は。「今度生まれ変わったら二度とこの職業には就くものか」
いつも思っていました。
多分、何年か前?飛鳥時代に「富本銭」が発掘された時、ランナー付きの
富本銭が新聞の写真にのっていたのを覚えています。
今、我々がやっているランナー方案と同じでした。
飛鳥時代に現場で鋳造していた人も、「生まれ変わったら二度とこの職業に就くものか」と
思っていたかも知れません。(良品率と稼働率を聞いて見たいですが)
ダイカストの理想?て、なんなの?私の思いを一言で言えば。
1.机上での計算で金型を製作し、その計算数値をマシンに入力すれば物が出来る
一言では有りませんでしたね!
実際、流動解析などが流行った時期が有りましたが、流動解析も一つの道具で有り、
事例の蓄積が出来るメリットが有ります。
私も、アドステファンのソフトを使い、「遊んだ」と言う言葉は正しく無いかも知れませんが、
かなりイメージに近い湯流れになります。私がやったのは、ラドルからスリーブに入れる所からの
流動解析をしました。
スリーブ内で溶湯が踊っている疑似画像から、数秒後に射出スタートしてどの様にキャビィテーに
充填されるか!までやって見ました。
アドステファンで条件を作った人へは感謝気持ちですが、「想像どうりの湯流れ」を実現出来た
事です。(あくまでも、私の主観が入っていますが)
たいした物だ!と感激していましたが、
実際問題!!
パソコンの操作は、やはり精通している人しかできないかも?
40代を過ぎて色々な単位の変換を覚えるのは大変かも?
50代過ぎたら多分理解出来ないかも?
若い世代に渡すべき事だと思います。40代、50代世代の融合が出来れば最高ですが。

アドステファンの使い方の現状は?
ダイカストメーカーが客先に金型方案?を出す時、{この金型方案で大丈夫ですよ」
「湯流れはこの様になりますよ」と、見せる為の道具として使います。
実際、客先はダイカストに詳しく無く、アドステファンの「条件がどか?」など聞いてこない
物ですから、簡単ですね!
何が簡単か、アドステファンの条件で、すべて「真空」でやれば湯回りが良い解析になります。
エアーベントと付けなくても。
客先も客先!ダイカストメーカーもメーカー!
ダイカストの理想!から脱線しましたが、次回!!!!

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