2008年8月17日日曜日

ダイカストの理想!

前回、流動解析の話しを書きましたが、使いこなせば相当な現実性が有ることは、解りました。
しかし、解析条件の入力がなかなかやっかい(慣れだとは?思うが)
湯流れをパソコン上で行った時の判断(これで良い)が、熟練者が行わないと出来ないかも?
「大きな間違いが無ければ良い」と言う考えで使っている所で有れば、熟練者等は入らないと思いますが。
ダイカストの理想!から言えば、金型を作る前、ダイカストマシンに金型を取り付けてトライをする前に、とことん流動解析で湯流れ状態を確認して、(金型温度、ガスの抜け量までを見る)鋳造方案の検討を行う事が理想と考えます。
前回にも書きましたが、トライの回数を減らす。金型寸法の問題も有りますが、せめて2回のトライで金型合格を取りたい物です。
トライ専用のダイカストマシンが有る会社ならともかく、量産機で行う場合と、行程変更等の理由でトライから量産機を使う会社ですと、トライにより生産がSTOPする事が非常に辛い。そのしわ寄せが、休日出勤であり、残業と言う事になってくる。
流動解析でとことん湯流れ状態を確認するのと、つまらない金型寸法ミス(機械に取り付かない、製品形状が違っていた!などなど)を潰して行かないと、なかなかトライ回数が減りませんね!
トライの中には、次行程のミス、客先のわがままも含まれて来るので、現場は大変です。
まとめて言うと、どこまで机上でやれるか?です。
「1回のトライで合格」なんて事で有れば、最高なんですが。


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