2009年8月29日土曜日

ダイカスト未来予想図1

2009年8月19日から23日まで、「上海新国際展示中心」で、ダイカストの展示会が開催されました。
私の会社も「廃液燃焼システム」で、大紀エンジニアリングブースに小さいながら展示しましたが、現在の中国景気を反映してか?人出が少なく、空きブースも目立った展示会となっていました。
日本のメディアでは、「中国は景気が良い!中国が世界の景気を引っ張っている」と言う言葉が報道されていたと記憶していますが、「思ったほど活気づいていないかな」と感じました。上海で、色々な人と話をして、中国 上海から見た世界観をを聞き、考えました。
中国から見た日本は、相当景気が悪く、抜け出せない不景気観が漂っている様です。
日本で生活している私には、そんな感じが無いのですが、(実際今年の前半はひどかった)外から見るとそうらしい!
自動車の家電化の話も出てきました。家電化すると、CDプレーヤー、ビデオデッキ、カメラ等々、どんどん海外に流出、ますます日本の産業空洞化が進むと言う見方に話がでてきました。しかし、実際の中国ダイカストメーカー(ローカル)を見ると、品質保証と言う言葉が無い様なやり方で鋳造を行っている所が多いのも事実。まだまだ、先の話と感じるが?
次回は、自動車が家電化するとダイカストはどうなるの?

2009年7月13日月曜日

最近考える事!

2008年後半から急激に仕事量が激減しました。
2009年7月現在、60%~70%仕事が戻って来ている様ですが?
ダイカストを営む末端の会社まで仕事が戻って来ているとは?言い難い。
実際、ダイカストマシン3台~4台で製造しているダイカストメーカーは、
現在でも、1台稼働、2台稼働、金曜日、土曜日、当然日曜日休みと、週休3日が当たり前の状況です。
本当に、仕事が戻るのだろうか?と、毎日考えています。
本当かどうか解りませんが?中部圏で、年間1000万台の自動車を生産する能力が有るそうですが、仕事が戻っても、600万台程度。
今が、正常な生産量なのだ!!と言う人もいます。
1000万台生産していた時て?去年の今頃?その時は、60歳を向かえても、会社側から「70歳までがんばってくれ」と言われていた時だと思う。(60歳てまだ若い)
1年たたないうちに、定年を言い渡され、心の準備も無いまま「定年」を向かえた人は多いでしょう。
「今が正常な生産量」と言うならば、4台、5台のダイカスト専用メーカーはどうするのか?何か、特色の有るやり方をしていないと、仕事が来ないのでは?
(余計なお世話と言われそうですが)
うん??仕事が来ない??今が正常なのだから、仕事が来ない!なにをやっても仕事が来ないのだろうか??自分の会社の事も思いながら、最近考えています。
しかし、考え方を変えると「バラ色の世界」が目に映るのですが?

2009年5月30日土曜日

水蒸気爆発

もう、そろそろ梅雨入りが始まる季節です。この季節やるんですよねー!水蒸気爆発。
小さな小爆発から、大爆発まで。
インゴットケースに、フラックスの灰などが残っていて、その灰が湿気っている。インゴットケースが湿気っているなどして、「パン・・・・」と小爆発。
作業服を焦がすなどして、終わっているうちは良いのだが。(良い訳ないのですが)
そのうち、大爆発!!一番大きな爆発は、溶解炉(丸炉)の上に、ヒシャクが置いて有りました。
コーティングをしたばかりの物でした。
水溶性のコーティング材でした。
作業者がヒシャクに足を引っかけました。
ヒシャクは溶解炉に!!!!「ドカーン」3メートルの高さの天井までアルミが飛び、
近くに居た私は、溶けたアルミを頭からかぶりましたが、大した怪我では無かったのですが!!天井が燃えている!床にこぼれていた離型剤、油が燃えている。「消化器!消化器!」と叫び回っていた記憶が有ります。
ヒシャクを引っかけた人は顔中火傷。悲惨でした。
それ以来、ラドルもヒシャクも油性のコーティング材に変更しました。が小爆発はたびたび有りましたね。

ひどい火傷をしたのは、左手に時計をしていた時でした。小爆発で、溶けたアルミが、金属製の時計バンドに付着!!熱いのなんのって、バンドを引きちぎろうにもちぎれない。あわてて水をかけるが、バンドは取れない。冷えた後で、ニッパ、プライヤー、サンダーを使って、時計を取ったが、ひどい火傷。一番ひどい火傷の一歩手前でした。未だに後が消えません。その後、ダイカスト工場では、時計、ネックレス、指輪など付けた状態で作業するな!と言い続けて来ましたが、今やピアスまで登場する始末。火傷にはご用心。

2009年5月5日火曜日

金型整備 2

以前、金型整備に付いて書きました。
その中で、「その仕事内容(金型整備)は重く、ダイカスト工場が金型整備中心で動く様な物だと考えています。
やはりその部署には、ダイカストの知識、金型知識を持つ人がトップに立ち金型整備を進める事が望ましいが、なかなか今の時代にその様な人はいませんね!」
と言う内容を掲載しましたが、現在私が話をしている内容は、
「金型整備なんてやらない方が良い(ダイカスト工場内で)」
「なるべく金型整備をやらなくても良い鋳造のやり方に変えるべき」と言う言い方に変わって来ています。
それはなぜか??ダイカストの知識、金型の知識を持つ人があまりにも少なすぎる。
中途半端な知識で、金型をさわる物だから、金型整備のつもりが、金型を壊している。ピンの入れ間違いによる寸法不良と、長さ確認間違いによる、型壁への衝突による破損、ボルトの閉め忘れ等々、
「金型をさわるな」と言いたい人もいたりします。なかなか、特急でピン折れ等を修正しなければならない時が有る場合やらざるおえませんが!
前にも色々書いていますが、鋳造中に不安定要素が有りすぎる物ですから、ピンが折れたり、焼き付いたり、ets・・・金型整備は金型メーカーにやってもらう。3万ショット事に1回程度。その時、射抜きピンの入れ替え、クラック修理、冷却穴の清掃等を行ってもらったらどうか??実際、3万ショット程度まで、問題なくダイカスト出来る金型も有るのだから。「金型整備はダイカスト工場でやらない方が良い」「なるべくやらなくても良い鋳造のやり方に変える」極端な考え方だー!!!と叱られそうですが!!金型整備に関わる人件費の問題からも、金型整備を考えなければならないと思います。

2009年4月3日金曜日

チクソモールディング

前回、フラックスに付いて書きましたが、アルミの鋳造をチクソモールディングで出来たら、溶解作業が無くなるし、フラックス処理も無くなると思っていました。有る程度の熱作業から開放されるのと、工場内が非常にきれいになる。(離型剤の少量吹き、油性離型剤を使った場合)「なぜ?アルミだとチクソモールディングが出来ないの?」と問い合わせしたい。ある人は、「アルミだと鉄分を食って行くから」と言うが、今の時代!表面処理とか、鉄以外の材質を使い出来ない物か?アルミのホットチャンバーより現実味が有りそうな気がするけど。(個人的な意見)とにかく、チクソモールディングがアルミで出来たら、溶解作業から開放されるのが一番嬉しい。水蒸気爆発も無いし!(梅雨時、雨降り、湿気が多い時に一度は経験する物、ダイカスターとして)私は、一度水蒸気爆発で、死にそうになった時が有る為、チクソモールディングに溶解作業が無いのは、興味を引きます。私自身、チクソモールディングを見ただけで、鋳造を行った事が無い。きっと、一般的でないのは、普通鋳造と同じ位又は、それ以上大変な事が有るのだろう、コストもかかるのでしょう。

2009年4月2日木曜日

フラックス

体調が悪いと言う訳でも無く(元々持病が有る)病院に行って血液検査をしてもらったら「中性脂肪が多い」「γーGTPが高い」「尿酸値が高い」などと、またまた病人にされてしまった。暴飲暴食が悪いのか?私にとって、暴飲の方が多のだが!若い頃は、フラックス処理と言う作業をやらされていた。(やらされていた!!とは?何事か!としかられそうですが、若い頃はやらされでした。)真夏のフラックス作業は最高に暑い。サウナごときでは無い!作業服から下着までベショベショになり、フラックス作業が下手だと、テルミット反応などと言う事態が起き、それが消し終わった灰に移ると大変な事になる。実際に数回?数十回経験しました。テルミット反応を消すだけでも大汗なのに、消したはずの灰に移った場合は、火事場ごときの騒ぎでは無い。水をかけてもダメ!(経験された方は、水をかけるとどうなるか?知ってみえると思いますが)広い地面にテルミット反応をおこした灰を広げて消すか!そのまま放置するしか無い。「1千℃以上有るのではないか?」と思うほど、真っ赤っかで暑い。中性脂肪の話に戻りますが、あの頃そんな作業をしていたから健康だったのかな??自分なりの診断ですが。今のフラックス作業を見てますと、灰から残ったアルミを絞る事も無い、ただバケットに捨てるだけ、テルミット反応が起きても知らないふり(テルミット反応させると、スクラップの材料費がタダになる)反射炉の内壁を掃除しない。フラックスの反応を早くしたいが為、(多分フラックス作業時間を短くしたい為だと思う)溶解側の温度を必要以上に高くして、お化けの発生を促進し、溶解炉を変形させる。フラックス作業は、今話題の派遣社員か外国人労働者に任せ放しでチェックしない。ある人に聞いた話だが、「ダイカスト品質の基本は材料管理」だって!!!溶解炉メーカーは、溶解炉が設置されるたびに、貯金箱が設置された様な物で、現在早いところで1年半で内壁の張り替えを行うでしょう。メタボリック解消の為に、フラックス作業の再チェック、溶解炉の点検をして、汗を流してみてはどうですか?

2009年3月31日火曜日

PDF 帳票類の整理、整頓

文章のPDF化は便利な物です。ダイカストの現場において「鋳造日報」「作業日報」「出荷検査表」等々、何年何月何日のホルダーを作って、とにかく日報、検査表にハンコが突かれたらPDFにする。「何の為??やー」と聞かれそうですが、「問題が起きた時」と答えるのが正解です。ISOなる物がどこの会社も取得している中で、問題が起きると、「書類!日報!検査表を出せー」と来ます。原本を何年間か保管する決まりにはなっていますが、2年前、3年前に製造した日報等々を引っ張り出すには、相当の手間と労力とホコリとの格闘が始まる。過去の帳票を出すことで、余計に書類が解らなくなる場合も有る。そんな時にPDFになっていると便利です。とにかくPDFにして、何年何月何日のホルダーにしておく事で、5分もあれば3種類程度の書面が出てくる。(2年前で有ろうが!3年前であろうが!)最近の事務機器はすばらしい能力で、数十枚の帳票が10秒程度でPDFになってしまう。それにパソコンがドッキングして記録媒体も充実し安価になっています。1テラのハードディスクが1万円少々で手に入る世の中。問題を起こさない、不良品を作らない事の努力も必要ですが、問題が起きた時、必要書類が即出せるシステムも有りかな?事務所に有る複合機は大抵リースで置いて有るはずです。コピーはお金がかかるけど、PDF化はお金がかからないはず?それと、有る程度の規模の会社ですと、社内LANで各複合機、パソコンが繋がっているはずです。サーバーのハードディスク容量を増やさないとすぐにパンクします。又、3ヶ月に1回程度DVDなどに焼いて保存しておくのがお勧め。でないとハードディスクの容量がどれだけ有っても足りない。ちなみにDVDに焼く枚数は3枚、1枚は品管が保管、1枚は現場が保管、1枚は工場長が保管、それでもデーターが消える様で有れば、原本が有る。誰が保管するかは、その会社で決めれば良いことですが。マー、帳票類の整理、整頓のやり方の一つですね!!